富山駅前で地酒と肴「うお清」@Toyama
富山駅近くで酒と魚を頂くのにお勧めします。
訪問したのは2018/10/30の17時半ごろ。すでにお客さんが数名。
店内面積は大きくなさそうでしたが、2階もあるようで宴会客もおられました。
注文したもの
日本酒(氷見初嵐 秋あがり山廃) 1000円
日本酒(風の盆 ひやおろし) 700円
白エビのお造り 1200円
バイ貝の旨煮 680円
ゲンゲのから揚げ 780円
+お通し 350円
総額:4800円(4460円+税356円-値引き6円)
滞在中
入店するとカウンターに通されました。
まずお酒を注文しようというところですが、そんなに持ち合わせもなかったのでビールをとばして、早速日本酒を。
日本酒はどれにしようかと考えていたのですが、なかなか見慣れないお酒ばかりでしたので、カウンター越しに板長に聞いてみることに。私の好みとしては辛口だったのですが、富山のお酒は基本的には甘め、旨味の強いものが多いとのこと。比較的辛めのお酒として初嵐の山廃をおすすめいただき頂くことにしました。口を付けてみると確かに甘めのお酒。好みは辛口といえどもおいしいお酒はおいしいものです。突き出しのおひたしと合わせていただくとしっかりした味がマッチして美味しくいただけます。
一杯目から日本酒注文ということで酒好きと認識されたのか、次から次へ富山のお酒のオススメ解説を板長から頂くことに。結局この話をきっかけに楽しい時間を過ごせました。ちなみに、富山には20ほどの酒造があり、その中で満寿泉、銀盤、太刀山、若鶴、若駒、成政、黒部峡などいくつかのお酒を教えてもらいました。満寿泉は富山駅からライトレールで比較的簡単に行ける東岩瀬に酒造があり予約をすれば酒蔵見学もできるそうです。なお銀盤、太刀山、若鶴が富山のBIG3といえるようです。
一杯目のお酒を飲んでいると白エビのお造りが出てきました。思っていたよりボリュームがありました。早速箸をつけてみると、まずその甘さに驚かされます。舌触り歯ごたえはなめらかで、口の中で甘くとろけるようでした。そしてお酒が合う。
続いてバイ貝の旨煮。バイ貝は初めて食べたのですが、大ぶりの巻貝で富山では縁起物として食べられるもののようです。サザエと同じ要領でつまようじで回転させながら身を引き抜きます。身は甘めの出汁がしっかりとしみており、肝のほうはほどよい苦みでこれもまたお酒に合う。
白エビ、バイ貝を少しずついただきながらお酒がなくなったところで2杯目のお酒を注文。これも板長と話をしながら風の盆をいただきました。こちら風の盆はなぜかバカ売れしているお酒とのこと。酒造でもなぜこれが売れているのか首をかしげているそうで、不思議がられているそうです。そう聞いてみると興味がわいてきますので、こちらを頂くことに。飲んでみると、確かに特別な味わいではなく、辛くもなく甘くもなく、という感じなのですが、しみじみと美味しい。特別な差別化が図られたわけではなく、ごく普通なお酒というのが、各酒造が特徴を出そうとするなかでかえって人気がでたのだろうと思います。この美味しさに感心しつつつまみがなくなってきたので、ゲンゲの唐揚げを注文。こちらもどんなものかわからず頼んでみたのですが、鰻の骨を揚げたもののような感じでた。つまみに丁度良いです。
ということで、お酒、つまみと大満足な時間でした。最後に地元のお酒を買えるお店「リカーポケットみずはた」さんを教えてもらい退店しました。2時間ほどの滞在となりましたが、大変良いお店でした。
うお清 (魚介・海鮮料理 / 新富町駅、電鉄富山駅・エスタ前駅、富山駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0